スワップポイント生活は実現可能か?【シミュレーションしてみた】

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こんにちは、みちたろうです。

投資からの収益だけで暮らしていけるようになったらいいな、と誰しも夢見たことはありますよね?僕はあります。

投資に期待することは「お金がお金を生み出す」状態ですが、その金額ってどこまで大きくできるものでしょうか?

もしも!その金額が生活費レベルに到達するのであれば、極論として自分は何もしなくても生活していけることになります。

この記事では、スワップポイント投資を続けた場合に、生活できるような収益を生み出すことができるのか、その状態を目指すためにはどのような条件が必要なのか、ということを検証してみました。

僕は実際にスワップポイント投資を続けており、今のところ年率換算で30%を超える利回りを出せています。いろいろある投資手法の中では高い利回りを出せている方法であり、このまま今のスタイルで投資を続けたら、という目線で将来像を描いてみました。

スワップポイントで生活できるようになるのか?

結論として、コツコツと育てていくことによりスワップポイント投資が大きな収益を生み出す状態にすることは可能です。時間をかけて育てていき収益額が十分大きくなれば、家計を支える第2の柱にすることができ、十分大きくなるまで育てることができれば第1の柱にすることも夢じゃないです。

というのも、このスワップポイント投資は「日本円に比べ高い利回りの海外通貨」×「レバレッジによる収益効果の底上げ」という収益性を高める2つの要因をかけ合わせることで、高い利回りを実現することが可能です。

さらに「複利運用」も掛け合わせることで、長期的に資金を大きく育てていくことができます。

  • 利回りUP】 そもそも利回りの高い海外通貨に投資をする
  • 投資額を擬似的に大きくする】 レバレッジの力を借りる
  • 時間を味方につける】 さらに複利運用の力を使って育てていく

一例として、僕の計画の場合。2年間の積み立てを続けることで、1週間あたり10万円の収益が生まれる状態を目指しています。

これが達成されれば、10万×52週間=520万円が年収として手に入るので、生活を支えるには十分な収益です。

(具体的な投資内容は運用成績の記事に載せているので、気になる方は併せて参考にしてみてください。記事の最後にリンクを載せておきます。)

スワップポイント生活を手に入れるために必要な金額と期間

では、スワップポイント投資が生活費を生み出す状態を作るためには、どれだけのお金と期間が必要になるのかというと、答えは「目標とする収益、出せる金額、かけられる期間、のバランスによる」ということになります。

あたり前の答えでがっかりかもしれませんが、ここはどの投資であっても同じことが言えて、得られる収益を大きくするためには「入金力を高めるか」「時間を味方につけるか」ということが必要になります。

とはいえ、投資額がいくら必要か・どのくらいの期間が必要か、が分からない状態では「スワップポイントで生活をする」イメージも沸かないと思います。そこで、これをシミュレーションできるツールを用意しました。
これは、僕が実際に投資を始める際にシミュレーションした内容をExcelの計算式で再現したものです。

シミュレーションツールは下のリンクからダウンロード可能なので、実際に使用してみてください。

あくまでシミュレーションであり、投資の条件(もらえるスワップポイント、平均取得価額、など)はマーケットの変化に応じて変わっていくためシミュレーション結果通りにはならないものの、必要な金額・期間の目安を知るには役立てることができます。

シミュレーション結果: 毎週1万円積立 → 6年で週収益5万円

PCがないとツールを使えず少し面倒に感じる方もいるかと思うので、実際にツールを使ってシミュレーションを行ってみました。

今回計算したケースはこちらです。
ロスカットレートは僕が実際に行っているスワップポイント投資と同じ条件で設定しました。

  • MXNJPYでのスワップポイント投資を想定
  • 毎週の積立金額:1万円
  • 1Lot(1万通貨)あたりのスワップポイント:8.1円
  • 平均取得価額:5.5円
  • ロスカットレート:4.8円
  • 1週間の収益額目標:5万円

この条件でシミュレーションをしたところ、週5万円の収益を生み出すようになるには292週間必要という結果になりました。1年が52週間なので、6年弱で達成できることになります。

ちなみに、目標の収益額を1週間に10万円と2倍にしてみたところ、391週間、8年弱で達成できるという結果になりました。
週5万円の達成+2年の追加投資で達成できることになり、収益額は倍になるが、必要期間は倍にならないことが分かります。
これが、毎週得られる収益を再投資することで得られている複利運用の効果です。

どうでしょうか?毎週1万円の積立が大変という場合は、積立額を減らす代わりに期間をかけてじっくり育てるなど調整を行いながら自分に最適なバランスを見つけてみてください。

週1万円の積み立てであれば可能という方は、6年間コツコツ積み立てることで毎週5万円もらえる状態を作り出すイメージがついたかと思います。

ツール使用方法説明

ここからはツールの使用方法の説明を記載します。ツールは シンプルなつくりなので、実際に操作してみて使い方は分かるよ、という方はここは読み飛ばしてもらって大丈夫です。

操作①:パラメータの設定

シミュレーション条件を「パラメータ設定」シートに入力します。 各入力項目の説明は次のとおり。

毎週の新規投入金額」
1週間ごとに投資する金額です。毎月同じ金額を積み立てる投資方法であるため、継続的に投入できる金額を設定してください。
1Lot(1万通貨)あたりの1日あたりのスワップポイント金額」
投資対象とする通貨ペアを1万通貨保有した場合に、1日ごとに得られるスワップポイントの金額を設定してください。参考にLIGHT FXのスワップカレンダーのリンクも載せています。
通貨ペアの平均取得価額」
投資期間を通じて平均いくらで通貨ペアを取得するかの金額を設定してください。とはいっても、今後の値動きを予測することはできないので、特別な戦略などがない場合は現在値を設定してください。
(ここは安くなるかもしれないし高くなるかもしれないですがコントロール不可能です、あくまでシミュレーションで目安を知るためと割り切りましょう)
ロスカットラインの設定」
どこまで価格下落に耐えられるようにするか設定してください。これによりレバレッジ・期待利回りが異なってきます。ロスカットラインを高い設定にするほどハイリスク・ハイリターン、低い設定にするほどローリスク・ローリターンになります。
1週間の収益額目標」
毎週もらえるようになりたいスワップポイント金額の目標値を設定してください。目標値は2つ設定できるようにしました。「ここで設定した目標金額を達成するために何週間必要か」ということがシミュレーション結果で分かります。
目安の確認」
パラメータ設定した内容にもとづき、だいたいどのくらいの収益・利回りが期待できるかの目安です。こちらも、市場の動きによって変動してくるのであくまで目安になります。ここの表示をもとにパラメータ設定の内容を見直すかなどチェックしてください。

操作②:シミュレーション結果の確認

「シミュレーション」シートに出てきた結果を確認します、特に入力などは不要です。

週が経つごとにどれだけ収益が増えていくか、設定した目標がいつ達成されそうか、をチェックしてください。 もう少し早い期間で達成したい、などあればパラメータ設定に戻りシミュレーション条件の調整→結果確認を繰り返してみてください。


いかがだったでしょうか?積立投資はコツコツと同じことを繰り返していく手法であるため、こういったシミュレーションができます。言い換えると、誰がやっても同じ結果を出せる再現性の高い方法とも言うことができます。

漠然ともっと高い収益を目指すのでなく、いつまでにいくらという目安が建てられるだけで資金管理もしやすくなりますね。

最後に、スワップポイント投資によりどのように収益が伸びていくかの実例として、僕の投資運用成績の記事も載せておきます。具体例として参考にしてみてください。

ぜひこういったシミュレーションをしながらコツコツ稼いでいきましょう。