今月の個別株:ワールドHD(2429)【2023年9月】

配当成長株積立

こんにちは、みちたろうです。

個別株積立のために企業のことを調べていると、
これまで知らなかった企業に出会ういい機会になっているなーと感じます。

リサーチ&購入&振り返りを繰り返しながら、自分の中での銘柄選定基準が
少しずつ固まってきている、そんな手ごたえを感じられるおもしろさもあります。

そんな中、僕が今回購入した銘柄は「ワールドHD」です。

ワールドHDとはどんな会社なのか、ワールドHDの株式をどのように評価したか、
そんなことをまとめていきます。

ワールドHDってなんの会社?

ワールドHD、知らない方も多い企業ではないでしょうか?

僕も今回リサーチするまでは知らない企業でした。

九州を中心に事業を展開しており、1993年の創業から30年余りで
今では東証プライム市場に上場するまで成長している企業です。

メインは人材サービス

ワールドHDは、グループで大きく4つの事業を運営しています。

その中でもメインとなっているのは人材サービス事業で、
全体の4分の1ほどの売り上げ割合を占めています。

中核である人材サービス事業は、

製造業を中心とした「ものづくり分野」と、サービス業を中心とした「サービス分野」の
セグメントに分け、それぞれ成長に向けた事業を進めています。

チーム派遣という特徴

ワールドHDの事業説明の中でおもしろいなと思ったのが

「チーム派遣」というサービスの提供のやりかたでした。

人材をリーダー+メンバーというチーム単位で企業に送り込むというスタイルです。

従来の「ひとりでメンバーを送り込む」派遣スタイルの問題として、
なかなか派遣先での人間関係が作れない、
仕事の内容に対する悩みを相談できない、
といったものがありました。

これら課題の解決策としてチーム派遣を採用することにより、
チームとして関係性を構築しながら仕事上の悩みもフォローしあえる
といった、顧客企業にとってもメリットを感じられるソリューションを提供しています。

確かに職場での人間関係や悩みを相談できる環境が用意できるというのは
それ自体が強みとして打ち出せる面白いソリューションですね。

ワールドHDの業績

ここからは投資対象としての視点でワールドHDを見ていきます。

まずは、配当利回りについて。

配当利回り

投資判断したときの利回りだと3.80%でした。

8月の東証プライム市場の平均利回りが2.22%なので、平均パフォーマンスを超える水準です。

主要業績指標

次は売上高・営業利益・純利益について。

2019年に一度停滞していますが、長期間でみれば順調に伸びているといえそうです。

今期も成長予測を見込んでおり、このペースが続くと増配が続くことも期待できます。

1株利益

続いて1株利益の推移。

株式数の増減はほぼない状況なので、純利益の増減がそのまま1株利益に反映されている形です。

純利益が成長予想であることもあり、予想通りに推移すれば1株利益も伸びていくことが期待できます。

配当

配当に対するスタンスとしては、配当性向30%をキープする方針のようです。

言い換えると、利益が増加すればそのまま配当も増加していく方針が数字としても表れています。

株主還元方針

決算説明の中でも配当性向30%をキープしつつ、業績を伸ばした分配当で還元することを方針としています。

(出所:2022年12月期 決算説明資料

いかがでしたか?

業績が順調に伸びていくかは誰にもわかりませんが、
安定成長を続けてきた経営や、株主還元の方針をみながら、
増配を期待できる銘柄として選んでみました。

「チーム派遣」のような企業の工夫を発見できるのも、
企業をリサーチする楽しさでもあります。

このあたりは、株式投資ならではの楽しみ方ですね。

それでは、よい投資ライフを。