2022年もあとわずかというところで、僕のCrypto元年を振り返ってみようと記事を起こしました。
今年の1月末にSTEPNに出会いCryptoに手を出し始めてから、気が付いたらいろいろなプロジェクトを経験していました。
投資の側面ももちろんあるものの、これまでやってきた株・FX・投資信託とは完全に異なる世界!
この面白さをぜひ感じてもらいたいなと思いながら、Crypto未経験だった僕がどのようにこの世界に足を踏み入れていったかご紹介できたらなと筆をとります。
Astar Network
いきなりCryptoに触れてきていない人にとってはマイナーな領域の紹介になりますが、数あるチェーンの中からAstar Networkから触れさせてください。
僕ががっつりCryptoにはまったきっかけであり、Astarのプロジェクトをいろいろ触りながら、その中で他のチェーンを知り手を広げていきました。
Astarに出会わなければこんなにCryptoにはまることもなかったので、僕にとっては紹介を避けて通れないチェーンです。
Astar Networkとは
日本初のパブリックブロックチェーンです。
仮想通貨というとETHなどのコイン(ステーブルトークン)を想像する人も多い気がしますが、
- ETH → コイン
- Ethereum → チェーン
- ETHはEthereum上の基軸通貨(コイン)
という関係になっています。
Astarは、上記の例でいうとEthereumに該当するチェーンであり、このチェーンのうえでいろいろなプロトコルが構築されて動きます。
チェーンというのがひとまとまりの経済圏であり、世の中には様々なチェーンが存在していますがチェーン同士は基本的に独立して存在しています。
Astar Networkの特徴
上記で「チェーン」について説明しましたが、それぞれのチェーンにはそれぞれの特徴があります。
この特徴には、各チェーンが目指す理想やビジョンを反映したものになっており、Astarの主な特徴は次が挙げられます。
- インターオペラビリティ
- EVM・WASM
- dApp Staking
インターオペラビリティ
インターオペラビリティーとは、相互運用性と呼ばれたりもします。
上の説明で、「各チェーンは基本的に独立して存在する」と書きましたが、これを「連携させたほうが便利だよね」という思想によって、チェーン同士をつなげようとする取り組みです。
Polkadotという共通ハブのチェーン(リレーチェーン)に、Astarなどの参加チェーン(パラチェーン)が接続し、チェーン同士のつながりをつくっていくという取り組みです。
さらには、そこにEthereumやBSCなどの既存チェーンもつながっていこうぜというものです。
こういう規格の互換性がなかったものをつなげることで大きな経済圏をつくっていく、といった思想・アイデアが個人的にすごい好きで、AstarやPolkadotが掲げる思想に共感したのがAstarにはまった理由のひとつになっています。
EVM・WASM
EVMやWASMというのは、プロトコル(プログラム)を動かす環境の種類です。
EVMの上ではEVM用に作ったプログラムを動かすことができ、WASMの上ではWASM用に作ったプログラムを動かすことができます。
EVMというのは、もともとEthereumで採用されている環境であり、Ethereumで構築したプログラムであれば、他のEVMを採用しているチェーンに簡単に移行できます。Ethereumが人も資金も集まっている最大のスマートコントラクトチェーンであることを考えると、この移行性は大きなメリットです。
一方のWASMは、EVMよりもより細やかなプログラミングの表現や動作性の高さが特徴といわれています。Ethereumも将来的にはWASMに切り替えていくといわれており、WASMでしか表現できない機能や体験が作られているのだと思います。
これまでは、EVMを採用するチェーンが大半、WASMや他の環境を提供するチェーンもぽつぽつ存在する、という状況でしたが、Astarでは、EVMとWASMの両方の環境を提供します(できるようになります)。
これは例えると、iPhoneではAppleストアで提供できるアプリだけが使えて、AndroidスマホではGoogle Playで提供できるアプリが使えたのに、ある日突然どちらのアプリも使えるスマホが登場した!という感じです。
うーん、すごいですね。
dApp Staking
ブロックチェーンは、その正当性を証明しながら動作をするためPoWやPoSといったコンセンサスアルゴリズムという仕組みのもと動きます。
AstarはPoS(Proof of Stake)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
PoSの仕組みをざっくり説明します。
ブロックチェーンでは、取引の内容を複数の第三者がチェックし、一定以上の承認が得られると正当な取引としてチェーンに記録されます。
PoSでは、この第三者が保有している基軸コイン(Astarの場合、ASTRというコイン)の量に応じてOK/NGの投票権を持っています。
この第三者のことを「バリデーター」と呼び、持っているコインをロックして承認を行うことを「ステーキング」と呼びます。
さらにこのバリデーターに対して、僕のようなチェーン参加者もコインを預けることができます。
(株主の代理委任状みたいなイメージです)
このステーキングに対しては金利の報酬が支払われ、チェーン参加者もバリデーターへの手数料を差し引いた金利を得ることができます。
ここまでが一般的なステーキング(Staking)の説明ですが、ではAstarのdApp Stakingは何が違うのでしょう?
dAppというのは、チェーン上の各プロジェクト・プログラムのこと(Decentralized Application)。
僕のような利用者が好きなdAppを選んでステーキングを行い、dAppもステーキングによる金利の一部を受け取れるという仕組みです。
これにより各プロジェクト・開発者はどっしり腰をすえて長期目線での開発に取り組みやすく、チェーン全体としても健全なエコシステムを形成していくことを狙っています。
Build to Earnという特徴で呼ばれることもあり、まさに開発者への支援を通じてチェーンを成長させていくビジョンがうかがえます。
渡辺創太CEO
渡辺創太さんは、AstarNetworkを運営している企業ステイクテクノロジーのファウンダー・CEOです。
グローバルで活躍しているこの人、実はまだ27歳という若き経営者。
あのForbesでも、「日本発 世界を変える30歳未満 30人」として選ばれたりしています。
僕がこのグローバルで活躍する若手経営者を知ったのは、当時めちゃくちゃリツイートされまくっていた河野議員のツイートを目にしたからでした。
そのツイートがこちら。
このツイートの中で紹介されているnoteの記事、ぜひ読んでみてほしいです。
これだけの規模のビジネスをグローバルで展開しているだけでも十分すごいのですが、
この27歳の若手経営者は自身のビジネスのことだけでなく、
「日本がweb3で世界をリードするためには」「日本が失われた数年を取り戻すには」
という日本経済の視点をもち、実際に活動をおこしていることが驚くべき点です。
本当に27歳!?
実際に、自民党の河野議員や平議員との議論や、博報堂やdocomoなどなど日本大手企業を巻き込んでのweb3ビジネス立ち上げなどをけん引しているという恐ろしい若者です。
年齢は関係ないと怒られてしまうかもしれませんが、「日本の発展」ということに本気で向き合っている若手経営者の存在を知り、僕は一気にファンになってしまいました。
日本初のブロックチェーンというだけでも応援するのに十分な理由がそろっているのに、この渡辺創太CEOという高い目線と実行力をもったリーダーが引っ張っている。
僕にとっては、応援投資として十分すぎる理由です。
Astarはまだまだ発展途中のチェーンですが、足を踏み込んでCryptoを楽しみながら、Astarの発展も見守りたいと思います。
Cryptoの世界に足を踏み込むのはまだかなという人も、ぜひこの渡辺創太CEOに注目してみてください。
渡辺創太氏を追いかけるにはコチラ twitter 日本語アカウント:@Sota_Web3 英語アカウント:@WatanabeSota
DEX
Astarの説明がだいぶ長くなってしまいましたが、ここからは僕が実際に参加しているプロジェクト・プロトコルの紹介です。
全部は書きれませんが、主だったものについて、プロジェクト・プロトコルの種類ごとに紹介していきます。
まずは、DEXから。
DEXとは、Decentralized Exchangesの略で、日本語では分散型取引所と呼ばれます。
これに相対するのはCEX(Centralized Exchanges)であり、従来の株やFXの取引きでなじみがある中央集権型の取引所のことです。
DEXでは、通貨ごとの交換(swap)、流動性提供などの機能を持っており、それぞれのチェーン上でさまざまなコインを扱うにあたっては欠かせない機能です。
DEXの説明をはじめるとそれだけで記事がいくつもかけてしまうので、詳細は他のブログに預けるとして、僕がAstarで利用しているDEXを紹介していきます。
Arthswap twitter:@arthswap Astarで最大規模のDEX。コインの交換(swap)や流動性提供(Farming。コインのペアを預けることで手数料と金利をもらう)の機能に加え、IDO(Initial Dex Offering。他のプロジェクトが自分達のコインを上場させることを支援)もサポートしています。 なんといっても最大手なので、Astarを使うならDEXはここを押さえておけばとりあえず困りません。
Sirius Finance twitter:@Sirius_Finance ステーブルコインに特化したDEX。ステーブルコインとは法定通貨(ドルや円など)に連動して価格変動するようにプログラムされたコインのこと。基本的にできることはArthswapと同じですが取り扱うのは基本的にステーブルコインのみ(一部例外あり)。その代わり、swapの際のスプレッドが少なくなるように設計されているので、ステーブルコインの交換をするのであればステーブルコイン用のDEXを利用するのがよいです。
Lending
続いて、Lendingの紹介です。Lendingは文字通りコインを貸し借りできるプロトコルです。
通常イメージする貸し借りと異なるのは、貸し借りするコインに対して発生する金利の他に、そのプロトコル独自のコインが受け取れます。
例えば、StarLayというプロトコルでUSDCというコインを貸した場合、USDCの金利に加えてStarLayのコインであるLayも受け取ることができます。
反対に、USDCというコインを借りた場合では、USDCを金利として払う必要があるのですが、Layは受け取れることができます。借金をしているのにコインが受け取れるって面白いですよね。これはブロックチェーンならではの仕組みだなと思います。
Starlay Finance twitter:@starlay_fi こちらも今のところAstarを代表するLendingプロトコルです(というより他のLendingプロトコルがまだ出てきていない) 上で説明した貸し借りの機能の他に、レバレッジをかけたLendingを行う機能もあります。(Makaiという仰々しい名前) さらにVote機能があり、自分が持っているLayを預けることにより「このコインの貸し借りの金利を上げたい」という投票をすることができます。んー、おもしろいですよね。
Stable Coin
少し前にステーブルコインについて触れましたが、こちらはそのステーブルコインを発行するプロトコルです。
あれ?ステーブルコインって法定通貨に連動するんじゃないの?それなのに発行できるってどういうこと?と思うかもしれません。
web3の天才達はこんなわけの分からないテーマにも挑戦して、さまざまな方法で法定通貨にうまく連動するようなアルゴリズムを発明しているのです。
少し脇道にそれますが、こういった天才達の頭の中をちょい覗きできるのもCryptoの醍醐味です。
ステーブルコインにはいくつかのタイプがあるのですが、これまた深いテーマなのでこの記事では触れません。
ちなみに、アルゴリズムで法定通貨連動(ペグと呼んだりする。ドルに連動するのはドルペグコイン、など)させるように設計していますが、当然このアルゴリズムが想定通りに働かずゴミくずと化してしまったステーブルコインは数多く存在します。(興味があったらIronなど調べてみてください)
AstridDAO twitter:@AstridDAO 自分の手持ちのコインを担保として預け、その代わりにBAIという米ドルペグのステーブルコインを発行するプロトコルです。 例えば、手持ちのASTRコインは今後値上がりすると思うので売りたくない、ただ遊ばせておくのももったいない、というようなときにそのASTRコインを預け入れてステーブルコインであるBAIを獲得、そのBAIを元手にさらにASTRを買い増したり、BAIをFarmingして金利収入を得る、といった使い方ができます。
Vault
この英単語を直訳すると「保管室」とか「金庫室」というような意味になるようです。
CryptoにおけるVaultは、簡単にいうと自動複利運用をやってくれるプロトコルです。
その内容を説明していきます。
前述したDEXにより、僕たちユーザーはコインを預けて代わりに金利を受け取る運用ができ、この金利を受け取るにはプロトコルに対して「Claim」という命令を出す必要があります。
複利運用するためには、Claimして受け取ったコインを預け入れできるコインに交換し、再び預け入れを行うという操作が必要です。
ここで、ブロックチェーン上で命令を行うには「ガス代」と呼ばれる料金が発生します。(一部ガス代がいらないチェーンもあるが基本的にはガス代が必要で、ガス代の大きさもチェーンによって異なります)
複利運用をするときに行う操作「Claim」「コインの交換」「預け入れ」のそれぞれにガス代が発生するため、少額の運用だと金利収入がガス代に負けてしまう可能性もあります。
このあたりの操作の手間とガス代の問題がブロックチェーンでの複利運用にはつきまとうのですが、これを解消するのがVaultです。
Vaultでは、DEXにコインを預けた際の証明書のようなもの(DEXにコインを預けた際に預入トークンを受け取る)をVaultに預けると、Vaultが勝手にClaim、コイン交換、再預け入れを行ってくれます。
金利収益から何パーセントかを手数料として支払うのですが、手間とガス代負担から解放される、という仕組みです。
Avault twitter:@AvaultOmni 上記に記載したvaultの機能の他に「オムニチェーンイールドファーミングプラットフォーム」というものを追加で実装しようと開発中。Astar以外のチェーンとも連動したファーミングを実現していこうというもののようです。(まだ僕も詳細わからず、実装されたら触りながら理解していきます)
Liquid Staking
Liquid Stakingは「流動性をもったステーキング」というようなものです。
ステーキングについては、Astarの「dApp Staking」の説明で触れましたが、チェーン運用のためにユーザーがバリデーターにコインを預けます。
この預けたコインはいつでもすぐに引き出せるわけではなく、定められたロック期間が経過するまで引き出しができなかったり、引き出しの依頼をしてから実際に手元に届くまでのリードタイムが設定されたり、といったルールが設けられています。
ステーキングしてコインをロックしている間は、当然そのコインは別の用途には使えません。
つまり、コインの流動性がない状態です。
この制限を解消するのがLiquid Stakingです。
Liquid Stakingでは、ステーキングの対象となるコインをプロトコルに預けると、相対するコインを受け取ります(説明の便宜上、リキッドコインと呼びます)。
このリキッドコインは、他のコインと交換したり、レンディングプロトコルに預け入れて担保としたり、など通常のコインと同じように使うことができます。
一方、プロトコルは預け入れられたコインをバリデーターに預け入れてステーキングを行います。つまり僕らのようなユーザーに代わってステーキングを行ってくれているわけです。
このような仕組みにより、僕たちユーザーはステーキングによる金利収入を受けながら、一方でコインとしての利用が行える状態(流動性のある状態)も確保することができます。
Algem twitter:@Algem_io 上記で説明したLiquid Stakingに加えて、Liquid Lendingも追加しようと開発を進めています。 さらにNFTも発行し、NFTを持っているとLendingの金利がブーストされる、などNFT+金融の仕組みにチャレンジしようとしている注目のプロトコルです。
NFT
NFTというワード自体はかなり世の中に浸透してきているのかなと感じているので(2021年の流行語大賞にもノミネートされていましたね)、NFT自体の証明は省略して、参加しているプロジェクトについて。
Astar Degens twitter:@AstarDegens ゴリラの絵柄のNFT。Astarで最初のNFTプロジェクトであり、Astar公式も立ち上げに一部関与していたので立ち上がりの際にけっこう盛り上がりました。 その後に立ち上がるAstarの各プロジェクトとコラボレーションし、プロモーションの支援をしたりとAstar内の広報担当的な位置づけで他のプロジェクトのサポートもしています。 Astar Degensが他プロジェクトに対しての投資も行っており、NFT保有者は運用収益の一部を還元してもらえるといったユーティリティーがあります。
ODEN DAO (旧 AstarCats) twitter:@DAO_ODEN Astarでは、AstarCatsという名前のコレクションを発行していました。サンリオに所属していたクリエイターによるかわいい絵柄のコレクションです。 「CC0」という、プロジェクト側が所有権を保持しない宣言をしており、AstarCatsのNFTを保有したユーザーが絵の所有権をもつことになるため、その絵を利用したグッズ販売などの事業を行ったとしてもその収益をNFT保有者が得ることができます。 このプロジェクトは名前をODEN DAOに変更し、セカンドコレクション「ODEN Pets」をEthereumで展開しています。
Move to Earn
Move to Earnは、STEPNで知った人も多いんじゃないかと思います。
その名の通り、歩いたり走ったりすることでコインを獲得できるものです。
大きく2パターンに分けられ、初期投資が必要なもの、完全無料で始められるもの、に分けられます。
初期投資が必要なものは、最初にNFTを購入し、それをセットして歩くことでコインが獲得できます。
また、コインをNFTのレベルアップや回復に使ったりとゲームの要素も組み込んだものが多く、どのようにNFTを育てると自分の希望する稼ぎ方ができるかを考えるのも楽しみ方のひとつです。
完全無料で始められるものは大きく稼げないケースが多いようですが、(Astarじゃないですが)SWEATのようなそこそこのリターンがもらえるものもあるので、ひとつMove to Earnをやっている人は複数を並行利用している人が多いようです。(僕もアプリ起動させまくって歩いています)
HEAL3 twitter:@Heal3official まだクローズドβ期間中なので限られた人だけがプレイできる状況のプロジェクト(僕は運よく参加権ゲットできました)。 トップス、ボトムス、シューズという3種類のNFTをセットする形になっており、NFT育成の戦略や、複数持っている際のセットする組み合わせ戦略など、より考える幅が広がった仕組みになっています。 現在は、歩く・走るでコインを獲得のみなのですが、将来の計画として「Sleep to Earn」「Eat to Earn」も開発していくことを発表しています。 ひとつのアプリで歩く、寝る、食べるがカバーできるので「X to Earn」を体験するのによいプロジェクトになることに期待です。
Play to Earn
X to Earnの先駆けとなったのが、こちらのPlay to Earn。NFTを保有して稼ぐという仕組みを広めたのはPlay to Earnであり、STEPNのプロジェクト関係者からもかなりPlay to Earnを研究したと発言しています。
代表的なのはAxie Infinityというプロジェクトで、自身がプレイして稼ぐだけでなく、スカラーシップと呼ばれる「NFTをレンタルして収益の一部を分配する」という仕組みで東アジアを中心に爆発的に広まりました。
これにより、稼ぎにより生成されるコインの数量が爆発的に増加、それによりコインの希薄化により価値下落、という事象が発生。NFTを投資したのにコインの暴落により投資回収できない、ということが問題になりました。
いまでは多数のPlay to Earnが生まれてきていますが、どのプロジェクトもコイン生成と消費をどのようにバランスさせ、コイン価値の暴落をおこさせずプロジェクトを長続きさせるかという課題にチャレンジしています。
Axie Infinityはゲームとしては面白くないといわれてきましたが、最近のPlay to Earnの中にはゲームとして十分おもしろいクオリティを提供するものも増えてきており、収益以外の魅力も提供できるようになってきているようです。
AstarFarm twitter:@AstarFarm 上で説明したようなゲーム要素はほとんどないのですが、Play to Earnの枠で紹介させてもらいます。 Astar FarmはdApp Stakingの一種なのですが、金利としてもらえる額が確立で変動するようゲーム要素を組み込んでいます。 プレイヤーは農場に$Astarコインを種として植え、一定期間が経過した後に農作物を収穫します。出来上がった農作物は売ることができ、農作物の種類によって売れる金額が異なります。 また、農作物を育てている途中で虫に食べられてしまうこともあり、その場合は農作物が得られず金利がもらえません(元本はなくならず金利がゼロになる) 虫をやっつけるための防虫スプレーなど、いくつかのアイテムを実装していく計画もあるようなので、もう少しゲーム要素は増えていくようです。
知見者の紹介(youさん)
最後に、Astarをより楽しむために知っておいてほしい方としてyouさんを紹介します。
Astarのアンバサダーでもあるyouさんは、Astar・Polkadotにとても詳しくいろいろ勉強させてもらっています。
twitterでは、隔週土曜日の夜にAstar・Polkadotの定例会スペースを開いてくれており、Astarの最新情報や一歩踏み込んだ解説などが聞けるので、ただ各プロジェクトの情報を追いかけていただけでは分からなかったことが知れたり、理解を広げ・深めるのに大変有用です。
noteにもAstarとは、Polkadotとは、という記事をたくさん載せてくれているので、仕組みから理解したい人にも参考にしたい情報が盛りだくさんです。
最近では、ご自身もAstar以外のチェーンでのプロジェクトに関わっており、Astar以外に活躍の場を広げたyouさんの発信も追いかけることができます。
youさんを追いかけるにはコチラ twitter:@you425you note:https://note.com/you425/
Astar Network以外
Astarについての説明でだいぶボリューミーになってしまいました。
Astarがweb3に足を踏み込んだきっかけであるものの、Astar以外にも興味の対象が広がっているので、一部ではありますが参加しているプロジェクトを紹介していこうと思います。
(もう少しお付き合いください)
Move to Earn
やはりSTEPNに出会えたのが大きかったです。STEPNが草分け的な存在で、そのあとにSTEPNに続けとタケノコのように多数のMove to Earnプロジェクトが立ち上がっています。
Move to Earnのいいところは複数まとめての実行ができることです。
僕はもともと朝散歩をしていたのですが、Move to Earnにより寒い日でもサボらないようになりましたw。あくまで副次的効果ですが、リモート生活でも最低限の歩行数は確保できています。
STEPN チェーン:solana / BSC / Ethereum twitter:@Stepnofficial solanaチェーンで始まったSTEPNは、歩くだけで稼げるという分かりやすさから、これまでweb3になじみのなかった多くの一般層を取り込んだ(マスアダプション)という大きな功績が挙げられます。 アプリを立ち上げてもらうとすべて英語なのですが、英語がわからなくてもどこを操作すればいいかが直感的に理解できるUI/UXのデザインもすばらしいプロダクトです。 solanaで盛り上がったあとに、BSC、Ethereumと対象チェーンを広げ、今年のweb3の大きな話題のひとつとなりました。
RunBlox チェーン:Avalanche twitter:@RunBlox_io 仕組みはSTEPNとほぼ(まったく?)同じで、初期投資としてNFT購入が必要なタイプのMove to Earnプロジェクトです。 残念ながらNFT・稼げるコインの価格の両方ともに下落が続いており、僕も源資回収にはかなりの時間がかかりそうです。
Amazy チェーン:BSC twitter:@amazyio STEPN、RunBloxと同じタイプのNFT初期投資型です。後の説明は割愛。
Sweatcoin チェーン:Near twitter:@SweatEconomy / @Sweatcoin こちらは初期投資、完全無料ではじめられるMove to Earnです。 操作もほぼなく、スマホにアプリをいれておけばその日歩いた歩数に応じたコインが勝手にたまっていきます。 1コイン稼ぐのに必要な歩数はだんだん増えていく仕組みになっており、この記事を書いている時点では「1コイン=2,126歩」となっています。(プロジェクトスタート時点では、確か1コイン=1,000歩でした) 無料ではじめられるプロトコルの中ではかなり稼げる方なので、ウォーキング時の同時起動アプリとして重宝しています。
Walken チェーン:solana twitter:@walken_io こちらも完全無料で始められるプロトコル(初期投資して効率よく始めることも可能)。 アプリを始めると1体のCAThletesというキャラクターがもらえ、こいつをLv6まで育てるとNFT化ができます。NFTを持っているとアプリ内で稼いだコインをアプリの外に持ち出すことができ売却を行うことができるようになります。 Move to Earnに分類されますが、実は歩く必要はほぼなく、数時間に1回のバトルに勝つとコインがもらえる仕組みでポイ活に近いです。(一応バトルの際のパラメータの一部に歩数が使われていますが、歩数以外のパラメータでほぼ勝負が決まる)
FitR チェーン:BSC twitter:@FitRofficial いちおうMove to Earnにくくりましたが、こちらは縄跳び・ボクシングで稼ぐプロトコルです。 スマホのインカメラに自分を映して、エアー縄跳び or シャドーボクシングをするとコインが稼げる仕組みです。こちらはNFT初期投資型。 これを初めてから毎日強制エアー縄跳びを続けるようになり、最初のころはふくらはぎがかなりしんどかったですが、今では毎日2分の縄跳びが続くまでになりました。 家の中でできるので着替え・外出の手間もなく、強制的に運動不足解消するには最適です。
Sleep to Earn
とうとう寝て稼げる世界が近づいてきました。
僕が参加しているプロジェクトはまだいずれもβ段階なのですが、本格リリースされれば規則正しい睡眠生活で稼げるようになります。
Move to Earnと同じで、半強制的に生活習慣をただすことができるようになる副次的効果が期待できます。実際、僕は就寝時間・起床時間を固定する生活サイクルが定着し、休みの日でも平日と同じ時間に目が覚めるようになりました。
Sleepagotchi チェーン:未定 twitter:@sleepagotchi 就寝時間・起床時間をあらかじめ設定し、それぞれの時間のずれの少なさ・睡眠時間の長さ・保有しているアイテムに応じて稼げるコインの量が決まります。 毎朝起きるとアイテムボックスがもらえ、ボックスからは家具アイテムが出てきます。 その家具で自分の部屋をデコレーションしていくことで、稼げるコインの量がアップしていくという、育成要素を兼ね備えた仕組みです。 まだβ段階なので、コインを稼ぐことはできません。
SleeFi チェーン:Avalanche twitter:@SleeFi_official STEPNの寝る版、といったプロジェクト。NFTを持って寝ることでコインを稼ぎ、そのコインはNFTのレベルアップや修理に使う、という仕組みです。 NFTも適正睡眠時間の長さに応じて、Long、Middle、Short、Flexibleのタイプに分かれ、自分の睡眠時間にあったタイプのNFTを選ぶことで稼ぎやすくなります。 こちらもまだβ段階なので、現時点ではコインは稼げません。
Play to Earn
PCでなくスマホでプレイできるPlay to Earnもかなり増えていると思います。
現時点では僕はPlay to Earnはやっていません。理由はもともとゲームそんなにしなかったので、プレイ時間を作ると他のことができなくなってしまうからです。
ゲームが好きでよくやる人は、楽しむついでに稼げるゲームを探してみるのもいいかもしれません。
Titan Hunters チェーン:BSC twitter:@Titan_Hunters 今ではもうプレイしていませんが、一時期やっていたゲーム。ちゃんと源資回収できました。 ゲームの様子はtwitter上にも動画のっていますし、プレイだけなら無料でできるので、やってみて楽しめそうなら参加してみてはどうでしょう? ゲームの内容は、マップ上を歩き回りながら敵を銃で倒していくシューティングゲーム。 集めた武器の種類により、攻撃の向き・長さ・強さや、保有するアビリティーが変化します。 武器はレベルをあげて鍛えることができ、NFT化をするとコインが稼げるようになります。
NFT
無数のプロジェクトが生まれて死んでいく、というのが僕が持つNFTプロジェクトに対する印象。
よいプロジェクトに知り合えるかは行動量×運だなと割り切っています。
BAYCやCrypto Punksあたりがブルーチップと呼ばれる有名どころのプロジェクトで、このレベルになるとNFTをもっているだけで様々な特典がもらえたりするようです。
各NFTプロジェクトは「ユーティリティー」と呼ばれる「NFTを持っていることで得られる特典」をどのように設計するかを工夫しており、デジタル画像にどれだけの付加価値を乗せられるかのアイデアを見るのも楽しいです。
Crypto Ninja Partners(CNP) チェーン:Ethereum twitter:@cnp_ninjadao 忍者をモチーフにしたプロジェクト Crypto Ninja、その二次創作として発足したのがCNPです。 さらにさらに、CNPの二次創作として数多くのプロジェクトが立ち上がりまくっています。 このプロジェクトの一番の特徴は、コミュニティーの盛り上がり方です。 まずコミュニティーへの参加人数自体が圧倒的に多く、さらに主体的に活動をするメンバーが多いことで活性化がとまりません。 CNやCNP自体が二次創作を広く許可していることもコミュニティーが盛り上がる一因となっており、プロジェクト間でもweb3の技術やアイデアが共有されていくので、どんどん成功プロジェクトが生まれています。 このコミュニティーに参加すると、文化祭の準備をしているときに感じた楽しさを思い出す人も多いのではないでしょうか? まずはコミュニティー(Ninja DAO)に参加して様子を見てみるだけでも、web3におけるコミュニティーの楽しみ方が垣間見えるかもしれません。
DeBreed(UPA) チェーン:Ethereum、Polygon、その他EVMチェーン展開予定 twitter:@DeBreed_Project スパムNFTを消去してウォレットの中をきれいにしてくれるプロダクト。 スパムNFTというのは詐欺グループが勝手に送り付けてくるNFTです。持っているだけで害になるものではないのですが、誤ってリンクをたどってしまうとフィッシング詐欺的に被害にあってしまう手法です。 また、持っているだけで被害がないといっても自分のウォレットの中にスパムNFTが他のNFTと共に並んでしまい、せっかくお気に入りNFTを集めたコレクションが台無しになります。 こんなスパムNFTを消去してくれるのがこのプロジェクト。ブロックチェーン的にはバーンさせるというのですが、これをすると自身のウォレットから操作ができない場所にNFTを送り付けることができます。 プロダクト上では、ウーパールーパーを模したウパと呼ばれるキャラクターにスパムNFTを餌としてあげる形でバーンさせていきます。 さらに次のような遊び要素も用意されています。 ・餌をあげるとウパの見た目も成長していく(色が変わったり、形が大人になったり) ・コミュニティでスパム報告をすると餌や他プロジェクトのWLに交換できるポイントがもらえる ・報告で集まったブラックリストに間違ってアクセスすることがないようなRPCを用意してくれる たまごっち的な育成要素を持ちながら、本質的にはNFTの詐欺被害を減らすような仕掛けを作っていっているプロジェクトです。
Flower Lolita チェーン:Ethereum twitter:@flowerlolitanft サッカー元日本代表の本田圭佑もファウンダーのひとりとなっているプロジェクト。 NFT×アートを世界に発信していくことをミッションに掲げており、展示会などのリアルイベントも精力的に行っています。 日本にいるとなかなか意識することはないのですが、日本のキャラクターはグローバルでも評価・注目されており、日本初キャラクターをグローバルからアクセスしやすいブロックチェーンを使って展開していくというアプローチは可能性を秘めているかもしれません。 僕は本田圭佑につられて参加したのですが(笑)
NFT Staking/Lending
NFTプロジェクトの紹介をしたので、NFT Staking/Lendingも紹介。
ただ、あんまりこの種類のプロジェクトは見かけないのでまだマイナー。
NFTを預けてその代わりに金利収入を得たり、そのNFTを担保に資金を借りたり、といった機能を提供するのがNFT Staking/Lendingです。
NFT自体がコインをAirdropするユーティリティーを持っている場合もあるのですが、そのような一部のプロジェクトを除けば、基本的にはNFTを持っているだけで収益を得ることはありません。
売買益狙いでNFTを持つ投資家ももちろん存在するものの、長期保有しながらユーティリティーを楽しむというのもNFTの楽しみ方のひとつ。
そんなガチホNFTが手元にある場合には、ただ保有するだけでなくNFT Staking/Lendingを活用することで、従来の保有に加えた新たな価値を享受できる可能性があります。
KALM チェーン:BSC twitter:@KalmyAPP DEXの機能と併せてNFT Stakingも提供しているプロトコルです。 NFT Staking/Lendingのプロジェクト自体が少ないのですが、こちらはBSCチェーンのいくつかのNFTコレクションをカバーしてくれています。
DEX
Astarのパートでも紹介しましたが、コインの交換や金利収入を得ようとすると必須になってくるのがDEXです。どのチェーンにも、そのチェーンを代表する大きなDEXが存在しており、そのくらいチェーンの中でも重要な位置づけとなってくる種類のプロトコルです。
PancakeSwap チェーン:BSC、Ethereum twitter:@PancakeSwap BSCの最大手DEX。最近Ethereumチェーンにも展開し利用者をさらに拡大しています。 コイン交換(Swap)や金利収入(Farming)といったDEXの基本機能の他に、新規コイン上場のサポートやくじ引きなどの機能も提供しています。 かわいらしいキャラクターや、使いやすいUI/UXもユーザに優しいつくりになっています。 この機能性や使いやすさから、他のDEXプロジェクトがPancakeSwapのプログラムをコピー&改修して展開していっています(フォークといいます)。 ちなみに、PancakeSwap自体もSuishiSwapというDEXのフォークプロトコルです。
Aggregator
上で紹介したDEXは各チェーンの基本機能なのですが、チェーンが大きくなってくると同一チェーンに複数DEXが存在するようになってきます。
通常、各DEXは預け入れられているコインの量やアルゴリズムによりそれぞれでコインの交換レートが異なります。こうすると発生するのが「どのDEXでコインを交換するのが最適なレートなの?」という問題です。
これを解消するのがアグリゲーター。交換したいコインペアを選ぶと、チェーンの中に存在するDEXの中から一番レートが有利なDEXを選んでくれます。コインのペアによっては1つのDEXだけではカバーされていないケースもあるのですが、そのような場合は複数DEXを組み合わせた交換経路まで自動で計算&提案してくれます。
1inch チェーン:マルチチェーン twitter:@1inch かなりのチェーンをカバーしてくれているアグリゲーター。EVMのチェーンはこれを入れておけばだいたいカバーしてくれるのではないでしょうか。
Jupiter チェーン:solana twitter:@JupiterExchange こちらはsolanaのアグリゲーター。solanaはEVMチェーンではなく1inchではカバーされないため、こちらを利用しています。 ちなみに、一番最初に触り始めたSTEPNがsolanaチェーンだったのですが、STEPNで稼いだコインを交換するのにいい条件で交換するのはどうすればよいの?という疑問からたどり着いたのがこのプロトコル。 このように、ひとつのプロトコルを使っていると関連するプロトコルにも知り合うことになるのがweb3の魅力かもしれません。特にDEXやLendingなどの金融関連プロトコル(DeFiと呼んだりします)はいずれ使うことになるでしょう。
Lending
Astarで紹介したのと内容は同じですね。
余っているコインを預けるという使い方の他に、ショート取引をする際にも使われるプロトコルです。(僕はやっていませんが)
担保コインを預けておけば、その担保の範囲内でコインを借りることができます。
値下がりすると考えているコインがあれば、そのコインをLendingプロトコルから借り、その後にDEXで売ります。
値下がりしたらDEXでそのコインを買い戻し、Lendingプロトコルで借りていた分を返却します。
こうすることでショート取引の売買益を得ることができ、Lendingには借入のコインを支払います。
通常の信用取引と同じ仕組みをプロトコルを組み合わせることで実現できます。
Aave チェーン:マルチチェーン twitter:@AaveAave さまざまなチェーンをカバーしてくれているプロトコルです。 僕の場合、そんなにLendingプロトコル使いません。ショート取引しないので、余っているコインがあれば預けておくくらい。 なのでLendingプロトコルごとの特徴見て選択する手間を省いて、マルチチェーンで使えるこういったプロトコルの方が使いやすかったりします。
Liquid Staking
こちらもAstarパートで概要は紹介したので、具体プロジェクトの紹介に移ります。
Marinade Finance チェーン:solana twitter:@MarinadeFinance 僕が初めてであったLiquid Staking、これもSTEPNの影響ですw。 STEPNで得た収益をSOLに変えた後、このSOLの運用どうしようという悩みの末にたどりつきました。 SOLを預けて、代わりにmSOLを受け取ります。MarinadeはこのmSOLを同一プロジェクトの中でも運用することができるのが少し特徴的です。(もちろん他のプロトコルでも運用できます)
Bridge
Bridgeとは、名前が表す通り「橋渡し」機能ですね。
異なる種類のチェーン間でもコインの受け渡しを実現する機能です。
ETHというコインを例に取り上げます。
ETHは、Ethereumチェーンで発行されるコインなのですが、発行枚数の多さや信頼性の高さもあり、他のチェーンでも使えると使い勝手が良いはずです。
技術的にはそれぞれのチェーンは独立しており、別のチェーン間でコインをやりとりすることはできないのですが、この受け渡しを疑似的に実現しようというのがBridge。
EthereumチェーンのETHをBSCチェーンで使いたい場合、Ethereumチェーン側でBridgeにETHを預けます。
そうするとBridgeはこの預け入れたETHと同数の、BSC用ETHをBSCチェーン側で発行します。
同時にEthereumチェーン側のETHは他で使われないようにロックします。
こうすることで全チェーンをまたいで出回っているETHの数は変わらないため、理論的には価値が変動しないはずです。
実際Bridgeはかなりの種類・量のチェーン・コインをサポートしており、取引量はめちゃくちゃ多いです。
ここで問題になるのは、Bridgeへのハッキング。
先ほどの例でいえば、Ethereumチェーン側で預けたETHがハッキングにより盗まれてしまうことで、BSCチェーン側のBSC用ETHは裏付けとなる資産を失い、一気に価値がなくなります。
実際Bridgeのハッキングはしばしば発生しており、そのたびに大きな被害報告がtwitterに流れてきます。
Bridgeの利便性は認められているものの、ここのセキュリティ向上は今後のチャレンジ対象です。
Rango チェーン:マルチチェーン twitter:@RangoExchange かなりの数のチェーンをカバーしているので、Rangoを押さえておけばブリッジは大丈夫なのでは?と思えるくらい幅広くカバーしています。 さらに、アグリゲーターの機能も持っています、これがめちゃくちゃすごい。 従来のBridgeが、サポートしていたのはブリッジするコインは固定で、2つのチェーンの間でやりとりする、というものでした。 これがRangoでは、AチェーンのBコインをCチェーンにDコインとしてブリッジする、というような送付元と送付先でやりとりするコインの種類を変えることができます。 つまりBridge+DEXの二つを1クリックでできるようになります(そしてアグリゲーターなので最適経路を選んでくれる)。 迷ったらRangoですね。
cBridge チェーン: twitter:@CelerNetwork 一般的なBridgeです。RangoがAstarをカバーしていなかったので、Astarとブリッジしたいときに使っています。
Cryptoやってよかったこと
最後に、Cryptoという世界に足を踏み入れてみてよかったことを振り返ってみます。
踏み込んでみると「好奇心くすぐりまくりの世界である」ということを知れたことが一番の収穫でした。
これまでやってきた株・投資信託・FXという投資も、自分なりのやり方を探し、うまくいけば収益という結果として見える面白さはありました。
ただ、Cryptoの面白さはこれとは異なるもので、これまで自分が知らなかったことを知れるという面白さです。
プロジェクトを触ることで、ブロックチェーン・スマートコントラクトという新しい技術の可能性について少しずつ知っていくこと。
この技術の可能性を信じた世界の天才達が、技術を新たなビジネスアイデアと結び付けていく歴史の転換を一緒に見れること。
これがCryptoの醍醐味なんじゃないかなと強く感じています。
不随して、twitter、Discord、DeepLなどの新しいツールや、独特のコミュニティーの作り方も身をもって体験できました。
今後世の中が変化していくとは言い切れませんが、仮に今のCryptoが先進事例となり世の中が追従していく未来が来てとしても、そんなに混乱せず受け入れることができそうです。
なんか書いた後に振り返ってみると、ほとんどAstarについての記事になってしまいました。
こういう自分なりの応援したい対象を見つけるのも、株・FXといったこれまでの投資と違った楽しみ方ですね。(ということで偏った記事でもお許しください)
それではよいクリプトライフを。