今月の個別株:And Doホールディングス(3457)【2023年11月】

配当成長株積立

こんにちは、みちたろうです。

今回はなんと株式を購入する前にまとめ記事を書くことができました!

購入する前に多くある銘柄の中から候補を絞り、
その会社の業績や事業内容を調査して、
ポイントだと思うことを記事にまとめて投稿する。

これを最新の株価を見ながらやりたいので、
土曜~日曜の間にやらないといけないんです。

いつもはこのスピード感で対応できないから、購入した後にのんびりと振り返りながら記事化しているのですが、今回はなぜだかスピード対応できました。

あんまりスピード対応すると疲れちゃうので、
今後はのんびりやっていくつもりです。

And Doホールディングスって何の会社?

不動産売買仲介をベースに周辺ソリューションへ拡大

株式銘柄の名前は持ち株会社の名前である「And Doホールディングス」ですが、
中核会社は「ハウスドゥ」という会社。

家の売り買いをしたことのある人だと名前を目にしたことがあるかもしれません。

And Doがグループ全体として提供しているサービスが
中期経営計画の説明の中に載っていました。

家の売り買いだけでなく、
買った後のサポートや、「リースバック」「リバースモーゲージ」という聞きなれないサービスまで
幅広いサービスを提供しています。

(出所:中期経営計画

会社の成り立ちを見ると、もともとは不動産売買仲介から事業を始めた会社。

そこから、リフォームや、自己売買、
営業ノウハウを展開するフランチャイズ、
リースバック・ローン・リバースモーゲージなどの金融サービスまで
事業領域を広げてきた会社です。

成長著しい「リースバック」

幅広いAnd Doホールディングスのサービスの中でも、
近年の成長を支えているといえるのが「リースバック」事業。

なかなか聞きなれないサービスですが、
リースバック自体はAnd Doホールディングスのオリジナルアイデアではなく、
金融サービスとしては一般的なものです。

リースバックの概要は次の通り。

1.不動産を保有している人が物件を売却し、売却代金を受け取る
2.同時に、売却した不動産に住む賃貸契約を結び、家賃を払う

売った家を賃貸(リース)で借り換えす(バック)から、リースバックという名前なんですね。

活用イメージとして分かりやすいのが、老後資金を確保したいシルバー世代のニーズに対応するものです。

生活資金が必要だが、固定資産を持っていてもすぐに現金化ができない。

この時にリースバックを使えば、家という資産を活かして生活資金を調達でき、
さらに家を賃貸することで住み慣れた環境で生活し続けることができます。

高齢化が進む日本では、こういった高齢者の資金調達ニーズもありそうで、
これにサービスが広がる余地は今後大きくなっていくかもしれません。

And Doホールディングスの指標

配当利回り

購入検討時の配当利回りは3.88%でした。

参考までに、2023年10月のプライム市場の平均利回りは2.26%なので、
1%以上上回る水準です。
(出所:日本取引所グループ 統計情報

主要業績

2019年~2020年の営業利益・純利益の動きは少し気になりますが、
長期目線では右肩上がりで業績を伸ばしています。

このあとに訪れるかもしれない金利上昇による影響や、
もっと長期目線では人口減少による不動産購入意欲の低下などはマイナス要因となるかもしれません。

反対に、リースバックはシルバー層向けのサービスともいえるので
このマーケットは大きくなっていく期待はプラス要因として働きそうです。

1株利益

2018年6月、7月に公募増資と1株→2株の株式分割を行っており、
このタイミングで株式数は大きく変化しています。

それ以降は株式数の大きな変化はなく、純利益の増減に応じる形で
1株利益も推移しています。

配当

2019年6月期以降は、配当性向30%~40%の間で横ばいに推移しています。

その中で、1株利益の伸びに応じ1株配当も増配を続けている状況です。

株主還元方針

中期経営計画の中では配当性向30%以上を掲げており、
直近の2024年6月期の1Q決算説明の中でも、この方針は変わっていません。

配当予想も載せており、配当性向35.4%の1株当たり43円配当を予想しています。

(出所:2024年6月期 第1四半期決算説明資料

And Doホールディングスのご紹介、いかがでしたか?

家を買う・売るだけでなく、その周辺にあるお金のサポートまでセットで提供しているという会社でした。

単発サービス切り売りでなく、こういう形でトータルサポートしてくれるサービスは
利用者目線でみれば使いやすいですよね。

業界は飛び越えても、こういう1歩広い領域までサポートしてくれているサービスというのは
見ているとワクワクしちゃいます。

こんなサービスを見つけつつ、将来を期待して投資していきます。

それでは、よい投資ライフを。