FXスワップポイントで稼げるのか?【運用結果:2025年1月】

FX

こんにちは、みちたろうです。

僕は2021年8月にスワップポイント投資をはじめて、現在でも継続しています。

今では順調に利益を積み上げる形をつくれましたが、この投資を始めるときには実際に投資をしている人のやり方や運用成績などを見つけることができずこんな不安・疑問がありました。

「スワップポイント投資って儲かるの?」

「どのくらいの金額を投資するとどれだけの収益があがるのだろう?」

こういった疑問に対する答えとして、僕が実際にメキシコペソでスワップポイント投資をしてみた結果の実データをババン!と公開します。

投資額は僕が実際に投入している金額を記載していますが、投資額を10分の1にすれば収益も10分の1と比例して変化するので、自分のやりたい投資規模に当てはめて参考にすることもできます。

自分の想定投資額にあてはめながら、いくら投資すればいくら収益が生み出せそうかな?の参考にしてみてください。

どれだけスワップポイントで稼ぐことができるか(運用実績)

僕が投資しているメキシコペソのスワップポイント投資について、投資の収益性を見るため下記4つのデータをメインに見ていきます。

  • 利回り
  • 収益額
  • 投資額
  • ロスカットレート

すべて、運用成績を記録して得られた実際のデータです。

また、これ以外にも参考になるデータもいくつかまとめています。

メインデータ:利回り・収益額・投資額・ロスカットレート

利回り

利回りの計算式は以下の通り。

利回り = スワップポイント収益額 ÷ 投資額

もう少し詳しく書くと
 1週間の収益額 × 52週(年率換算) ÷ 投資額
 (投資額にはスワップポイントの再投資分は含まず入金分のみ)

※投資を始めた当初は投資方法を模索していた時期なので、投資ルールが固まって以降の数値とは乖離しています。

投資額は2024年7月(グラフの赤丸の部分)の以前・以降で使う数字を変えています。

2024年7月以前:記録時点で実際に入金していた金額
2024年7月以降:それまでの最大入金額(375万円)

この理由は、2024年7月に原資回収が終わり元本を引き上げたため入金額が0円となりました。

入金額が0円のままだと利回りが計算できない(利回りが無限大になってしまう)ので、そのまま元本を引き上げなかった場合の数字を仮の数字として計算しています。

収益額

収益額は、直近では1週間あたり6万円をやや下回る金額で推移しています。

1日あたりになおすと8,270円を生み出すスワポATMが作れています。

なお、この金額は決済前の収益なので、税金を引かれることなくこのまま再投資・複利運用に回せます。(もちろん、決済をすれば納税が必要)

投資額

こちらは投資を始めてからいままでの入金の累計額です。

投資をはじめたころは、別の投資(トラリピ)から得た収益を毎週積み立てていました。

しかし、ウクライナ危機の関連で別投資が収益を上げられなくなったので、2022年7月頃からは新たな入金は停止、スワップポイント投資で得られた分の再投資のみを行っています。

2023年2月頃からMXNJPYのレートがかなり高くなり、割高だという判断から再投資も一時停止。スワップポイントで得られた分はそのまま何もせずホールドしていました。

2024年4月頃には、収益の累計が投資額に到達、再投資も停止していたので減資分を徐々に回収・出金し、2024年7月には元本を全部出金しました。その後は入金額累計は0円のまま推移しています。

2024年10月頃から、MXNJPYレートが円高よりに近づいたことから再びスワップポイントで得られた利益の一部再投資を再開しました。

ロスカットレート

どのくらいのリスクを取っているかを表すロスカットレートの設定値です。

グラフに示しているロスカットレートは以下の2つです。

  • 新規購入時 ロスカットレート設定値 :毎回の積立ロット数を計算するときに使うロスカットレート
  • 取引全体の実質ロスカットレート   :全体の保有ロット数、証拠金、評価額から計算したロスカットレート(この値に達すると全取引が強制ロスカットされる)

この投資を始めてから2021年11月後半までは、4.80をロスカットレートに設定して毎回の積立を行っていました。

2021年11月末に新型コロナウィルスの発生により、MXNJPYの価格が大幅下落したことを受け、リスク回避のためにそれ以降は新規積立分のロスカットレートを4.60に変更しています。

これを受け、取引全体のロスカットレートも2021年11月末から少しずつ下がっていっています。

2023年2月からのスワップポイント分の再投資停止したため、実質ロスカットレートはさらに下降。

2023年4月頃から原資回収の出金をはじめたため実質ロスカットレートはいったん上昇し、出金が終わってからは再び低下を続けています。

その他 参考データ

その他の参考データとして、下記の3つをまとめています

  • 平均取得価額
  • 週ごとの新規獲得Lot数
  • 評価損益

この投資では毎週積み立てを行うため、その時々の市場価格により購入金額と購入数量が変化します。
これは「平均取得価額」と「週ごとの新規獲得Lot数」を見ることで、どのように変化しているかが分かります。

2023年2月頃にMXNJPYのレートがかなり高くなり再投資を停止したため、平均取得価額の変動はなくなり、新規取得Lot数も0になっています。

その後、2024年10月頃から再投資を再開しており、平均取得価額は変動、新規取得Lot数も発生するようになっています。

保有しているポジション自体も市場価格により評価金額が変化するため、「評価損益」としてその変化を整理しています。
ただし、この投資ではポジションを保有しつづけることを前提としているため、評価損益はあくまで参考情報です。

スワップポイントで稼ぐための要点

スワップポイント投資をするにあたり、大きく2つ押さえておくべきポイントがあります。

  • 適切なロスカットラインの設定
  • ドルコスト平均法による積み立て

それぞれ解説していきます。

適切なロスカットラインの設定

攻めすぎず守りすぎずのロスカットラインの設定がポイントになります。

僕は、4.60円をロスカットラインに設定して運用しています。
(2021年11月末に4.80→4.60に切り下げ)

ロスカットラインを上げすぎると、市場価格が下落したときにラインにひっかかり全ロスカットが発生するリスクが高くなります。

一方、ロスカットラインを下げすぎるとレバレッジが低くなり、全ロスカットは発生しにくくなるものの収益性がかなり下がってしまいます。

僕がロスカットラインの設定時に考えたことは「コロナショックが再び起きない限りは耐えることができる」という方針を定めました。結果として、この記事で紹介している利回りを実現することができています。

※「コロナショックくらいの下落が起きてしまったら耐えられないじゃないか」という意見もあるかと思いますが、そこまで安全設定にしてしまうと逆に収益性が下がってしまうため「コロナショック以外の下落には耐えられる」というリスク設定にしています

ドルコスト平均法による積み立て

積み立て投資ではあたりまえのドルコスト平均法をこの投資でも取り入れています。

理論上は、市場価格が安いタイミングで多くのポジションを取得するのが理にかなっているのですが、チャートを読むのが天才的にうまくない限りそのタイミングをつかむのは不可能です。

価格が上がるか下がるか分からないのであれば、高いときには少し買い、安いときには多く買う、というドルコスト平均法での投資を行うことで、長期的に平均取得価額を下げることができます。

僕は、前の週に発生したスワップ金額の中から一定割合を毎週決まった曜日にドルコスト平均法で積み立てしています。

この方法は自動化という観点でも有効で、売買の手続きは自分で操作しますが、ルールが決まっているので毎回の売買タイミングで考える時間はゼロです。

ということで、僕が運用しているメキシコペソでのスワップポイント投資実績と投資を行う際の要点をまとめました。

ルールを決めれば機械的に運用が行える再現性の高い投資方法であるところも気に入っています。

投資実績は今後も更新していくので少しでも参考になれば幸いです。

それでは、よい投資ライフを。

[おまけ]

スワップポイント投資、いくら投資するとどのくらい収益が期待できる?

このシミュレーションの考え方をまとめた記事もあるのでよかったら読んでね。
計算用ツールも公開してます。

[おまけ②]

僕はMXNJPYのスワップポイントにはLIGHT FXを使っています。
スワップポイントが多めについて小さいロットからでも購入できるのが使いやすい。
購入の時は「MXPJPY」でなく「MXPJPY LIGHT」の方がおすすめ!

LIGHT FX
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